―どのようなきっかけでゼンハイザーをお知りになりましたか?
下鶴 僕はギターを始めて20年ぐらいになるんですけど、やっぱりそこで自分で録音したりとか、そういうのをやっていくうちに、マイク、ですよね。いろんなメーカーがありますけれど、音がいいマイクってどれだろうみたいな。
―尊敬するアーティストを教えてください。
下鶴 尊敬しているミュージシャン、たくさんいるんですけど、その中でも僕がギターを始めたきっかけは、X JAPANのhideさんに憧れて、もう見た目のビジュアルで、すごい何だこの人みたいな。
―普段はどの様な音楽を聴いていますか?
下鶴
普段はもう、なんでも聴いちゃいますね。昔からやっぱり、「何でも聴く」だったんですけど、今、時代が時代だと思うんですよ。サブスクで登録したらもういろんな曲が潤沢に聴けて、プレイリストとかもいっぱいあったりして。もうなんかこう降ってくるような、音楽の押し売りじゃないけど(笑)僕にとってはなんか楽だなっていう。他の人もそう思うかもしれないけど、そういうのがすごい助かっているから、やっぱいろんな音楽を今でも聴いていますね。でも最近は割と静かな音楽を聴くことが多くなってきて、ジョニ・ミッチェルや、最近のバンドだと「Puma Blue(ピューマブルー)」とか。空間を活かしているサウンド、それを表現している人たちの音楽をよく聴いたりしています。
ましろ
今はサブスクで、自由にいろんな曲を聴ける環境にあると思うんですけど。私もそうですね、プレイリストだとかでいろいろなジャンル問わず、いろんな音楽に触れたいなと思って、例えば、ローファイヒップホップとか、あとインストバンド。自分はボーカルなんですけど、インストのバンドを聴くのがすごく好きでそういった楽曲を聴いています。
―どこからインスピレーションをもらって楽曲制作されていますか?
下鶴
曲を創る時は、いろんなシチュエーションがあるんですけども、ギターを適当に持ってポロポロ弾いてたら、なんかこれ格好いいかもしれないとか、そこから、ギターのリフみたいなもの作ったり。でも最近は小説かな?小説や本を読んで、本は字だけでしか表現されないので、それを頭の中で、色や風景、温度などをイメージして、曲を作ったりしています。
ましろ
私は下鶴さんからデモ音源を頂いて、その音の雰囲気と、あと歌詞もその時もらうんですが、言葉の表情を想像しながら、どういう声やどういうニュアンスで歌おうかなというのを考えて、それで何度も録り直したりしながら練っていきます。
―楽曲制作でのこだわりは?
下鶴
こだわりっていうと僕はいいメロディといいギターフレーズですかね。世の中には技術で人を感動させる音楽もたくさんあって、僕も聴くのは嫌いじゃないんですけど、でも僕が感動するのはやっぱりいいメロディを聴いたたときかなと昔から思っています。いいメロディって、考えれば良くなるっていうものでは実はなくて、その発想だったり何だったりが大事だと思うんですけど。その一瞬の発想に出会えた時に自分が感動するので、それを「だからみんなに届けたい」という部分がこだわりとして強いです。
ましろ
私は、やっぱり声。自分の声を活かして、それで下鶴さんの楽曲にどうやって馴染んでいけるかなっていう事を考えて創っていますね。はい。
―装着感、フィット感はいかがでしたでしょうか?
下鶴 着け心地はどっしりしっかりしているなっていう、安心できると思います。 ましろ 耳を覆って、で、しっかりホールドされる感覚があるんですけど、このクッションの部分がすごく柔らかくて、ずっと着けていたいぐらいの着け心地感がすごく好きでした(笑)。
―持ち運びについてはいかがですか?
下鶴 付属でかわいいケースが付いていて(笑)あれちょっとやられましたね。「かわいいー!」「入れて持ち運びしたい!」みたいに思ったので、旅行行くときにもデザインも良いし、「音楽!」っていう感じの硬い感じのケースじゃないんですよね。柔らかい感じの印象、色味もすごい良くて。
―ノイズキャンセルはいかがでしたか?
下鶴 しっかり出来ていますね。装着して完全な無音ではないけど、必要な音は聴こえていて、あとはノイズキャンセルの強さも変えられたりするっていう所で、まあもう必要十分というか、バッチリだと思います。
―MOMENTUM Wirelessはどの様な方にお勧めでしょうか?
下鶴 このヘッドホンはやっぱり音楽好きな人に聴いてもらいたいですね。しかもその音楽がバンドサウンドだけじゃなくて、打ち込みの音楽だったりとか、例えばクラシックだったりだとか、いろんなシチュエーションの音楽も忠実に再現するっていうか。
―MOMENTUM Wirelessで聴いて欲しいご自身の曲は?
下鶴
最近リリースした「金盞花は遥か遠く」というバンドサウンドの楽曲を是非こういうヘッドホンで聴いてもらいたい。MOMENTUMだとしっかり僕がこだわったドラムの音、ベースの音、ギターの音など、しっかり再現されているので感じてほしいですよね。
ましろ
私も同じで新曲の「金盞花は遥か遠く」を聴いてもらいたいです。今回の楽曲は初めてのバンドサウンドで、ひとつひとつの音をみんな、サポートの方だったり、2人だったりで一から作った音なのでぜひその音の細部までを皆さんに聴いてもらいたいです。
―ご自身にとって音楽とは?
下鶴
難しいですね(笑)…音楽とは…あんまり考えたことないなあ。
やっぱり人生と言ってしまえばそれまでかなっていう所はあります。自分はこうだっていう、僕ってこういう人なんですっていう、自分を表現する最大のツールであり、時間をこれからもずっとかけていきたい、死ぬまで添え遂げたいとうか、そういう存在なんで、上手く言えないですけど大事なものですよね。
ましろ
私の中では音楽は、自分の中、内側と共鳴してくれるものや場所なのかな(笑)だけど、体の一部でもある、と感じます(笑)